いつか歩いた道
正月帰省中 いくつかの「いつか歩いた道」を歩いた
会社勤め時代の東銀座から七丁目まで
面影はホンの僅しか残ってなくて
「この道だったかな?」と頭を傾げながらたどり着いた元勤めた会社が入ったビルを見つけた時
なんだかソコだけ取り残されて時が止まっているかのようだった
高校生時代 良く通った千葉~西登戸までの道
良く待ち合わせた千葉駅の小さい改札口が驚くほど変わっていてしばし呆然と立ち尽くす
そこから歩いて西登戸までも ほとんど勘で歩く
変わりゆく街並みに 少し寂しくなる
だからこそ 私は「ソコにあり続ける」存在になりたかったのだろうな
たくさんの時が過ぎても 那覇の待ちに珈琲屋台がある様でいたい
1度も珈琲買ったこと無くても
久しぶりに那覇の街に来て「ああ、あそこ懐かしいなあ、まだあるんだなあ」って思われる屋台でありたい
そうだった 私は「街の風景」になりたかったんだ
冬本番な東京の街で見つけた椿の蕾
これからお別れの季節春がやってくる
なんてことなく歩き続けたこの道も
いつか 懐かしく振り替える道になるのかもしれないな
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